近視治療のいろいろ

視力回復方法の種類

■近視になる原因は?

 近視になる原因には、大きく分けて「遺伝要因」「環境要因」があります。

 強い近視は「遺伝要因」の影響が大きく、軽度の近視では「環境要因」が強いと考えられています。
両方が関与する場合もあります。

 最近の学校保健統計調査では小学生の1/4、中学生の1/2が裸眼視力1.0未満となっており、更に低下傾向が続いています。その原因として現代の日本人は近くを注視する機会が増えて「環境要因」による近視化を招きやすくなったためと考えられています。


■なぜ環境要因で近視になるのでしょうか?

 人間の目は水晶体の周囲の「毛様体筋」が緊張したり、ゆるくなったりしてピントを調節します。

 手元よりにピントを合わせた状態が続くとその距離を見やすいように順応するために、眼軸長(目の前後の長さ)が伸びたりして眼球全体の屈折力(目の度数)が手元よりにかわってくることで、近視が進むと言われています。

 単に過剰に調節力が働いたままの状態での近視化(調節緊張・いわゆる仮性近視)は、視力回復トレーニング点眼治療などでの回復が期待できますが、その状態が長く続いて眼軸長が伸びたり眼球全体の屈折力(目の度数)が固定してしまった場合は、回復が期待できなくなってしまいます。


近視を防ぐにはどうすればよいのでしょうか?

「環境要因」による近視の進行は、日常の生活習慣を見直すことで防ぐことが可能です。

 ◎「正しい姿勢」と「適度な明るさ」で勉強や読書をしましょう。

背筋をきちんと伸ばし、目と本は30cm以上離して読みましょう。

「姿勢をよくするように」とは日常ごくあたりまえのように言われていることですが、姿勢が悪かったり、寝ころんでテレビや読書をするのは、近視が進んだり、左右での視力差がでたりしやすくなると言われています。
姿勢が悪いと目と本の距離が近くなりすぎたり、左右で目と本の距離に差がでたりするためです。
急に近視が進んだとき、姿勢をよくするだけで改善するすることも少なくありません。


また、暗いところやバスや電車の中で本を読むのも負担がかかりやすくなり、あまりよくありません。


照明は300ルクス以上の明るさが必要です。

部屋の照明以外に白熱電球なら40~60W、蛍光灯なら15~20Wの追加照明があるとそのぐらいの明るさを確保できます。

蛍光灯は、ちらつきのないインバータ型が推奨されます。蛍光灯には昼光色と電球色のものがありますが、電球色の場合はやや暗く感じることが多く、昼光色もしくは昼光色+電球色のミックスがよいでしょう。

 ◎適度に目を休めて運動もしましょう。

 長時間、毛様体筋を緊張させたままにすることはあまりよくありません。
肩こりなどと同じで一定の姿勢でじっとしていると筋肉が固くなるように、近業作業などで長時間じっと見つめると毛様体筋が緊張したままになり、それを繰り返すと近視が進行しやすくなってしまいます。

 勉強や読書を1時間ぐらいしたら、10分間くらい目を休ませることも必要です。
テレビやパソコンの画面は40分以上見続けないようにし、適度に目を休めましょう。
 携帯型ゲーム機は一日30~60分以内にしましょう。ただし、たとえ一日30分以内であったとしても毎日おこなうとかなりの負担になります。する日としない日を決めて負担をかけすぎないようにしてください。
携帯電話でのメールも画面が小さいため、10分以上続けると目の負担は少なくありません。最近、メールのよりとりを頻繁にすることで近視が進む例が増えています。

 パソコンやデスクワークなどの近業作業のときは、作業中にときどき遠くを見たり、意識的にパチパチまばたきしたり、目を上下左右にぐるぐる動かしたりしてみてください。目の疲れもでにくくなります。休憩時には、目をとじて休めたり、蒸しタオル等で温めて血行を良くするのも効果的です。

 ◎遠くを眺めるのも効果があります。屋外へでて運動もしましょう。

 雲や遠くの景色や星空などをボッー眺めたりすることは近業作業で緊張した毛様体筋を弛緩させ、近視を進みにくくします。室内に閉じこもってばかりいないで屋外へでることだけでも効果があります。

 運動や散歩などをして体を動かすと、緊張した固くなった毛様体筋や目を動かす外眼筋にも良い影響があります。 運動は近業作業でのストレスを心身共にリラックスさせる効果があります。 

 ◎規則正しい生活と栄養バランスの良い食事。

 夜更かしはよくありません。
特に成長期のお子さんの場合は、早寝早起きして、きっちり朝食をとるようにさせるだけでも、近視の進行を防ぐのに効果的とされています。

 睡眠不足や不規則な生活は、体や目の疲れもとれにくくなりますし、ホルモンバランスも崩れがちです。
夜更かしすると屋外や日中明るいところでの生活時間が短くなり、テレビ視聴や暗いところや狭い空間での生活時間が長くなってしまい、近視化を助長しやすい環境になりがちです。

 また、栄養バランスの良い食事も大切です。目に良いとされる健康食品も数多くありますが、特定の栄養素に固執せず、まんべんなく栄養バランスの良い食事を心がけ、規則正しく摂取することが大切です。


 ☆何事もそうですが、
   当たり前のことを毎日続けるコトって難しいです。

「それをすれば良いのはわかっている」そういうことは続けましょう。
ただし、それが「やらねばならない」となるとかえって良くないですよね。

だからそういうことは、”日々心がける””留意する”つまり無意識化に持って行くことです。

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